常陸太田ジオサイト

常陸太田ジオサイト

南北に長くのびた常陸太田市には豊かな自然と文化があふれています。このページでは県内有数の観光地である竜神峡と、日本列島の形成に重要な役割を果たした棚倉断層について紹介します。竜神峡は、竜神川が長い年月をかけて十数kmにわたる原生林に刻んだ、V字谷の美しい渓谷です。流れの途中にはところどころに淵や瀬があり、幻想的な景色を作り出しています。

竜神大吊橋

竜神大吊橋

歩行者専用として本州一の長さ(375m)を誇る竜神大吊橋。橋の上からは竜神峡が作る四季折々の美しい景色が見渡せます。橋の途中には床がガラス張りになっているスペースがあり、100m下のダム湖を見ることができます。

※通行料金300円が必要です。

 

徒歩 移動時間:徒歩5分

 

渓谷をつくる岩石

渓谷をつくる岩石

吊り橋を渡り、左側にある階段を降りていくと、道の両脇にゴツゴツした黒っぽい岩石がよく見られます。この石は竜神峡を作っている硬くて侵食に強い岩石です。この岩石はどうやってできたのでしょうか。

 

徒歩 移動時間:徒歩10分

 

竜神ダム

竜神ダム

回転扉を左にしばらく進むと、竜神川をせき止めて建設された竜神ダムがあります。このダムは昭和30~40年代に連続して洪水が発生したことを受けて建設されました。竜神大吊橋からは普段なかなか見られない上空からのダムの姿を見ることができます。

 

自動車 移動時間:自動車5分

 

棚倉断層

棚倉断層

ここでは道に沿って急な崖がまっすぐに続いています。この崖は「棚倉断層」がずれた時にできた急斜面で、断層崖と言います。棚倉断層は福島県棚倉町にかけて約60km続く、日本を代表する大断層です。この棚倉断層がずれた際に、この西側にある岩石がとても固く侵食に強かったために崖として残っているのです。

 

棚倉断層と日本列島の形成!

棚倉断層が活動した1500万年前は、日本列島が大陸から離れ、日本海が出現し始めた時期でした。その動きはまるでドアを押し開けるように、北と南に分かれて動き、それが今の日本列島のくびれの要因となりました。その境となったのが棚倉断層だと考えられています。

①3200万年~2000万年前

ユーラシア大陸の縁に割れ目が入り、その割れ目が拡大して日本海ができ始めました。

①3200万年~2000万年前

②2000万年~1500万年前

その後、日本海が一層広がりました。その時にできた割れ目の一つが棚倉断層です。

②2000万年~1500万年前

 

③1500万年前以降

海面が現在よりも高くなると茨城県は阿武隈山地・八溝山地の一部を除いたほぼ全域が海面下となりました。

③1500万年前以降

④現在

海面が下がるにつれて、日本列島・日本海は現在の姿になり、棚倉断層の活動も収束に向かいました。

④現在

 

PAGE TOP